妊娠中に些細な事でイライラはしていませんか?出掛けようと思ったら雨が降っていてイライラ、夫とどうでも良い事で口論になってイライラなど。
実はこれ、妊娠をする事によるホルモンバランスの乱れからくる気持ちの乱れなのです。ホルモンバランスが悪くなるだけでなく、妊娠をしているのだと言う緊張感もあって心に余裕が無くなっている証。
ちょっとイライラしていたかと思えば、30分後ぐらい経ったら何であんなに不機嫌だったのかも忘れてしまう程ケロっとしてしまう場合もあるようです。そして、この妊活時の気分の浮き沈みは、元々まじめな方に起きやすいのも分かっています。
何事も自分1人で考えるようになってしまうため、日常の小さな不安が募りに募って大きな精神的ストレスを受けているんです。
イライラしてしまうのは色々と原因や解決策はあるのですが、やはり1番はきちんとした食事を摂る事です。つわりなどでご飯が食べられないと、栄養を全身に送る事が出来ませんので身体も心も疲れ切ってしまうんです。
どうしても食事が食べられないと言うのであれば、最低限の栄養素を確保するためにも妊活サプリを活用しても良いかもしれません。その上で、毎日22時には眠りに就くなど、規則正しい生活を送る事が求められるようになるのです。
気虚な方の場合は?
気虚タイプに多く見られる特徴としまして、日頃の小さな疲れが何重にも積み重なる事によって大きなものとなり、それが一気にのしかかって心に大きなダメージを与えてしまいます。
症状が酷くなると、何もしたくない、何のために生きているんだろうと言ったうつ病のような状態になる恐れがありますので注意が必要です。気虚タイプは気が不足しており、気は血を作り出す上で欠かせない存在です。
そうなると全身の血液が慢性的に不足する事になるため、脳への血流量も減少、正常な判断が難しくなってしまう場合も。脳が混乱状態に陥ってしまいますので、気持ちが不安定な時期が長く続きやすくなってしまうのですね。
よく、妊娠によるイライラは運動をすると解決される、と耳にした事があるかもしれませんが、気虚タイプは実は逆効果で気が使われてしまいますので、気分が晴れるどころか逆にさらにイライラするようになります。
無理をして身体を動かさず、出来るだけじっと過ごすようにし、イライラを感じたら温かいミルクを飲んで気持ちをホッとリラックスさせましょう。
血虚な方の場合は?
脳は血液がきちんと回ってこそ正常な働きをしますので、元々血が少ない血虚タイプの方の場合は脳への血流が減少します。そのため、妊娠中は常に気分が沈んでいる場合も多いのだそうです。
常に何かしらが気がかりで仕方がない、家のカギを閉めたか不安になってもう一度家に戻るなど物忘れの症状が出るだけでなく、夜に眠れないと言った不眠症のような症状にも悩まされる場合も。
これをそのまま放置してしまいますと段々と症状が悪化して、最終的には自律神経失調症と呼ばれる精神疾患を引き起こしてしまう事も。ここまでなってしまうのは、血が不足している状態をずっと放置した場合です。
解決策としましては、まずは血液の巡りをよくするためにウォーキングなどの適度な運動に加えて水をよく飲む事、そして妊娠中の基礎基本である規則正しい生活を送る事が大切です。
瘀血な方の場合は?
事務などの座り仕事で、長時間同じ姿勢でいるのはあまり好ましい事ではありません。と言うのもずっと姿勢を変えないでいると、血液の巡りが滞ってしまい身体の至る所に弊害が現れてしまうのです。
代表的なものでいえば頭痛や肩こりです。パソコンなどを1日中カタカタと打っていますと頭がボーっとしてきたり、肩の辺りが重さを感じるようになるのは血の流れが妨げられている事が原因なんですね。
そして身体も心も疲れ切ってしまうと、瘀血タイプは抑うつ状態になってしまいがち。ただ慢性的なうつ状態ではなく一時的なものですので、時間が経過する、健康状態が良くなると回復する場合が多いです。
まずは精神状態をリラックスさせるためにも、アロマを嗅いで心を落ち着かせていきましょう。
気滞な方の場合は?
妊娠をする事で1番ストレスを抱えてイライラしてしまうのはこの気滞タイプです。元々ストレスを解消しにくい体質ですので、妊娠と言う慣れない環境で余計に心が疲れてしまうんですね。
些細な事でイライラする、以前とは比べ物にならないぐらい怒りっぽくなった、と言った症状が出るようであれば、自律神経が乱れてイライラしている証。そして、浮き沈みが激しいのも気滞タイプの特徴です。
少し前までは楽しそうにしていたのに、いつの間にかムカムカしている。そんな経験はありませんか?そして、頭にカーッと血が昇ると、それに比例するかのように身体の熱も急上昇するのがこのタイプです。
熱いままですとどれだけ気持ちを落ち着かせようにも上手くいきませんので、まずは身体を冷やすように温度調整が可能な服を身に付けておくのが良いでしょう。
陰虚な方の場合は?
陰虚な方の場合は、精神的にも安定しない時期が長く続いてしまうのが特徴です。妊活当初は特に体調については気にしていなくとも、陰虚な方の場合は段々と具合が悪くなってしまいます。
やはり原因として挙げられるのは、全身の水分不足が原因で血液の巡りが上手くいっていない事。血液を全身に送り続けるためにはある程度の水分量が必要ですので、血液がドロドロになってしまっているんです。
陰虚タイプは水を多く飲めるタイプではありませんので辛く感じるかもしれませんが、妊娠中のイライラを鎮めるのであれば毎日水を多く摂取する事。これに限ります。
ただ冷たいお水である必要は無いんです。冷えすぎたお水は胃や腸を冷まし活動を低下させる原因になります。夏場であっても冬場であっても常温程度のコップ1杯のお水を飲むようにしましょう。
痰湿な方の場合は?
心や体が休まる時が無く、常にどこかしらがどんよりすると言った感覚に陥りやすい痰湿タイプの方も、妊娠初期の身体の不調から来るイライラに悩まされ続けています。
身体の状態が良くありませんので、それが発端となって精神面にも影響を及ぼす。まさに負のスパイラルが起こってしまっているのです。身体が重いと何もやる気はしませんよね。
これを解決するためには、まずは身体中に溜まりに溜まったむくみの原因ともなる水分を排出させる事を優先的に取り組みましょう。むくみが解消されると自然と体重が落ち、体調も復活しやすくなります。
食事内容に気を付け、なるべくカロリーや塩分の高いものは妊活中には控えるようにしましょう。キュウリには利尿効果が期待出来ますので、余分な水分を排出させるには効果的な野菜であると言えますね。