妊娠も中期に差し掛かると、お腹の赤ちゃんも本格的に大きくなっていきます。およそ6カ月程が経過しますと、いよいよ妊娠線についての悩みも現れるようになります。

実はこの妊娠線がかなり厄介な存在でして、一度ギザギザとした妊娠線がお腹や全身に出来てしまいますと、これを消す事はもう出来ずにずっと残り続けてしまうんです。子を産んでからも綺麗であり続けたいママさんからしてみれば何としてでも防ぎたいところ。

ただ、妊婦さん全員が妊娠線に悩まされるかと言われれば必ずしもそうではありません。事前にクリームを塗っておくなどの予防をしておく事で、ある程度は防げるようになります。

予防の際に意識をすべきポイントとしましては、皮膚に潤いをもたらしてあげる事。乾燥すると皮膚の伸びが失われてしまい、一気に妊娠線が出来やすくなってしまうので要注意。

まずはクリームやオイルなどを使って、乾燥しやすい冬場はもちろんの事、夏にもケアを怠らないようにして下さいね。今では妊娠線に特化したクリームもありますので、そういった商品がおすすめです。

そしてもう1つ妊娠線についてワンポイントアドバイス。妊娠=お腹が大きくなる、と言う事から、妊娠線はお腹にだけ出来るものと思っている方も多いですが、実はお腹だけでなくて全身に症状が現れるのが特徴です。

ですので、お腹は当然ながら胸周りや下半身などにもクリームを塗り込んでくださいね。妊娠線が出来る原因の1つが急激な体重増加。

ホルモンの変化によって過食をしたくなるものですが、そこはグッと抑えて甘いものなどは控えめにしておく事をおすすめします。もちろん、適度に体を動かす事も忘れずに!

気虚な方の場合は?

それぞれのタイプによって乾燥する部位が微妙に変わってきます。気虚タイプの場合は、腕の内側や背中前面が他の部位よりも乾きやすいのが大きな特徴です。

元々乾燥しやすい体質なのですが、妊娠をしてホルモンの変化の影響を受ける事によってさらに症状が悪化します。妊娠線がどうして出来てしまうのか。それは血液や水分を巡らせる働きである推動作用が低下してしまう事が原因です。

気が不足してしまっているため、全身を巡らせるだけの力が沸いてこないのです。その結果、体の隅々まで血液が循環しなくなってしまいますので、皮膚が乾燥をしていやーな妊娠線が現れてしまうのですね。

気虚タイプは肌に潤いやハリが少ないので、皮膚がだるんと弛み皮膚が特に柔らかい部位である二の腕周りに妊娠線が現れやすいのです。まずはきちんと妊娠線対策クリームで肌に保湿をもたらす事を欠かさずに。

血虚な方の場合は?

血虚タイプの方は全身を流れる血液が少ないため、慢性的に肌のあれやカサカサに悩まされているのではないでしょうか。対策を怠ると将来シミやシワに悩まされやすいのもこのタイプ。

気虚タイプ同様に妊娠線が比較的現れやすいタイプであると言えるでしょう。このタイプはとりわけ、お腹や太もも周りと言った妊娠に関する部位に妊娠線が現れるのが大きな特徴です。服で隠れるのは不幸中の幸い。

血虚タイプに妊娠線が発症する理由としましては、やはり妊娠をしてより多くの血液が必要になってしまう事が原因として挙げられるでしょう。ただでさえ血液が少ないのに、お腹の赤ちゃんに貴重な血液が奪われてしまうためです。

そして冬~春先に妊娠をしているのであれば要注意。乾燥しやすく肌がパックリと行きやすい時期ですので、毎日のケアを疎かにしてしまうと肌が割れて妊娠線の出来上がりです。まずは鉄分摂取を優先しましょう。

瘀血な方の場合は?

6つのタイプに分けられていますが、最も妊娠線の影響を受けやすいのは何を隠そうこの瘀血タイプの方になります。

皮膚が乾燥しやすいので油断すると妊娠線が現れてしまいますし、将来こちらも対策をしないとシミやそばかすと言った女性特有の悩みにも頭を抱えるようになってしまうでしょう。

そして瘀血の方によく見られる妊娠線の部位としましては、肩などの日常的に動かす機会が多い関節の周りになります。その原因は水分が不足になってしまい、血液がドロドロに変化するため。

妊娠中は体温も上昇しやすく、それを冷まそうとする働きが身体の中で起こって水分が代謝されるように働くのです。その結果瘀血が進行しますので、血液の流れが悪くなってしまい妊娠線が出来てしまうと言う訳です。

気滞な方の場合は?

気滞タイプは妊娠線が比較的上半身に現れるのが特徴で、他のタイプとの大きな違いは痒みを伴うと言う点になります。

痒くて仕方がないと言った具合です。そして、気滞タイプは肌が乾燥しやすいほかにも、所々でぎっとりとした油も混じったオイリー肌が見受けられるのもこのタイプの特徴になります。

常に肌の状態が変化していますので、念入りなケアがとても大切になってくるのです。妊娠をすると身体だけでなく知らず知らずの内に心にもダメージを負っていきます。慣れない環境に置かれると誰しもストレスが溜まるもの。

心理的な変化は気や血にも悪影響をもたらしてしまい、本来栄養が届けられるはずの皮膚にまで到達しなくなってしまうんです。ただ、この状態がずっと続くのではなく、弛みや張りが交互に繰り返されます。

皮膚は伸び縮みを繰り返すと最終的に弛んだ状態に慣れてしまいますので、妊娠線が起きやすいのです。

陰虚な方の場合は?

水分が不足しがちな陰虚タイプな方は、乾燥に伴う酷い痒み、そして乾燥は皮膚だけにとどまらず体内でも起きてしまうのが大きな特徴であると言えるでしょう。

水分不足は水を摂らないのはもちろんですが、香辛料を含む料理を食べる事でも症状が悪化してしまいます。辛い物を食べると汗が噴出され、陰液より一層消費してしまう事になるのです。

このタイプが妊娠線を予防するのであれば、クリームを塗る事はもちろんですが、まずは体内の水分が不足しないように多く水分を補う事が重要です。身体の中と外から同時にサポートする事で、妊娠線を予防していきます。

痰湿な方の場合は?

お腹や胸周りではなく、痰湿タイプは足などに妊娠線が現れるのが特徴です。

基本的には皮膚は汗をかく部位になるのですが、痰湿タイプの方は身体の中で水分を溜め込んでいて、なかなか思うように汗として放出出来ないのが厄介なところ。

身体にとって不必要な水分が邪魔をして全体的に流れが滞っているので、皮膚の表面に水分を押しやる事が出来ずに肌が乾燥してしまうんです。それで妊娠線が出来てしまうと言うメカニズムです。

皮膚が乾燥しがちである事、体重増加でよりむくみやすい事から妊娠線が出来やすいタイプであると言えます。まずは食べ過ぎないように食事制限をし、その上で代謝を高めるために適度な運動を取りいれましょう。